中高年に多いひざの関節症は、長年の酷使によって軟骨がすり減り、骨と骨がこすれるために起きる症状です。
軟骨はグルコサミノグリカンというムコ多糖体で作られますが、このムコ多糖体の産出にはグルコサミンの働きが必要です。
しかし加齢によってグルコサミンの生成が低下するため、軟骨はすり減る一方で痛みが生じ始めるわけです。
グルコサミンは食品の中にごく少量含まれている栄養素で、体内でも軟骨細胞から作り出されるアミノ糖です。その主な働きは、軟骨を作るのに必要なグルコミノグリカン(ムコ多糖類)の生成を促すことです。
グルコサミンは、磨り減った軟骨を元に戻す働きをします。また軟骨が分解するのを防ぐ働きもします。また若干の抗炎症作用も確認されています。
グルコサミンを摂り出して1週間か2週間で少し良くなったと感じる人が多くいます。一般的には8週間以内に改善が顕著になってきます。この段階では痛みやその他の症状が改善されてきただけで、この病気の根本的な原因は取り除かれていません。
軟骨の再生には時間がかかりますので、病気を根本から治すためには長期間摂取が必要です。
痛みが減ってきたら定期的な運動とオメガ3脂肪酸の摂取でより改善のスピードを速めることができます。
グルコサミンを補給すると軟骨の摩滅が抑えられ、さらに再生も促しますが、軟骨に水分を吸引するコンドロイチン硫酸との併用が効果的で、コンドロイチン硫酸を配合したものもあります。スポーツ障害や痛風などにも用いられます。
グルコサミンは食物には微量しか含まれていないため、食べ物からだけでは十分な量をとりきれません。よってサプリメントで摂るべきです。
グルコサミン単独で摂取するよりも、コンドロイチンを同時に摂取したほうが相乗効果により効果が高まります。
一日の摂取量でグルコサミンが1,500mg以上摂取でき、かつ相乗効果を高めるためコンドロイチンが配合された製品を選ぶべきです。
グルコサミン含有の健康食品は中高年者に人気のサプリメントですが、グルコサミンを含む食品やサプリメントには、カニやえび等を原料にしたものが多いため、甲殻類にアレルギーがある方は注意が必要です。
また、ラットの実験では体重1kgあたり5g以上で毒性が確認されました。大量摂取は避けましょう。また何らかの持病をお持ちの方は、お医者様にご相談の上でのご使用をおすすめいたします。
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